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009 OM-31 その9


808. 今度は私が言った。「この美しい木を見よ。それは見た目には絶妙で愛らしい。その葉も枝も実も目を楽しませてくれる。」

809. すると燃える人ミィケルが私に答えた:「エノクよ、貴方は薫りについて、又この木の全てについて、何を私に問うているのですか。秘められた婉曲的な言い回しで、何を貴方は知ろうとしているのですか?私達が貴方の偉大なる知識と、質問の中に隠れた貴方の探求の秘密を識別していることを知りなさい。」

810. 私エノクは答えて言った。「私は全てを知りたいのです。特にこの木について。その木は大きな秘密を隠しているように私には思われるのです。それは私に関した秘密でもあります。」

811. ミィケルは私に答えて言った:「貴方は偉大な知識の持ち主で、又知恵も形成され、真実な人です。

812. 聞きなさい、エノク。貴方が山の頂上を、創造の御座に等しいと見ているこの高き山は、創造の壮麗さが住んでいる場所です。そこから全ての法則と掟及び七元的秩序が、全世界と人の子等、そして至る所を這い飛び廻る全てに下っていくのです

813. 貴方が尋ねている素晴らしい薫りを放っている木は、聖なる崇高な木で、死すべき者は一人として、義と生命の永遠さが存在となって完成される最後の時に至る迄、それに触れる事は許されていません。

814. 終わりの日に初めて、義人に木の実が与えられるのです。そうして彼らは永遠の生命を獲得するのです。

815. しかしエノク、貴方は死すべき不滅の人です。そして宇宙におけるあらゆる人の子等の間で、全てのヤーウェの中でも最高のヤーウェですから、全てのヤーウェと指揮官達が貴方を尊っています。一方、貴方は予言者として無理矢理人間の身体を持って、邪悪な苦しみに耐えがたく生きているのです。

816. 貴方は指導者の中でも最高指導者なのに、最も身分を低くしているので苦しむのです。しかし貴方はそれを悲しみ泣きません。しかしこの場所は貴方が永遠に、その全ての苦悩を克服する助けとなるでしょう。

817. 貴方がこの木の実を、この聖なる木の実を享受することが、ここで達成されるなら、貴方は愛とあらゆる満たしの永遠の聖所となるのです。だからここでこの実を取り食べるのです。」

818. ミィケルは私に房の実を渡した。私はそれを食べた。それは極めて美味で、私を喜びと愛そして多くの秘密の認識で満たした。

819. 私には全てがどの様にして起きたのか説明することが出来ない。何故なら一瞬のうちに私は無限を見て取ったからだ。
しかしそれを私は目で認識することは出来なかった。

820. 私はミィケルが私に話しかけるのを聞いた:「エノク、今や貴方は木の実を食べたのです。貴方は永遠に強い人となり、真理の宮所となるでしょう。   

821. 遠い将来、貴方は意図して真理の実を結び、真理の言葉である大いなる教えを、人の子等にもたらすでしょう。

822. 遠い将来、新時代と偉大なる教訓の時代がやって来た時に貴方は新しい聖なる場所を造り、地上の北方高地に真理の実を植えるでしょう。

823. その場所は真理の場所、教えの場所、即ち認識と愛の宮と成るでしよう。

824. 貴方はそれまでに何度も生まれ変り、何度も邪悪な苦しみや苦境に遭遇しますが、臆病は貴方のものではありません。

825. 将来は苦境や悲しみに於て、より大きな相違は無く、多くの地上の子等の間には、真理の認識における崇高な喜びと歓声が湧き、彼らは真理と創造と、貴方自身の聖性を認識します。

826. 地上の人の子等の間で賢い人々は、真の聖性の香気を全身に染み込ませ、ゆっくりとですが全て変遷し、来たる日々には、彼らは大昔の先祖達が生きた様に、地上で長い生命を持つようになるのです。

827. 即ち彼らは学び、ずっと先の将来には、もはや本当に悲哀も苦しみも、疫病も骨折りも無い生活を送るようになります。だから苦境、悲惨、不義は、もはや無くなるでしょう。

828. まことにそうなるでしょう。しかしその前に新時代が訪れても、ずいぶん長い間、まだ多くの苦しみ、不法、不義、恥辱が、地上の子等の上にあるでしょう。」

829. 私エノクは、アラハト・アテルサタの一人である見張り人、燃える炎の人の話を聞き、畏敬と謹慎の中で沈黙していたが、やがて私は、義人の為に全てを準備為された創造の牡麗さを誉め称えた。

830. 即ち私は全てを創られ、無限の愛と義と生命を産んだ創造を讃えた。その生命は、創造の法則と掟及び七元的秩序によるものである。

831. そこから私は燃える炎の見張り人と地上の中央に行った。間も無く私は、祝福された実り豊かな場所を見た。そこには多くの分枝があり、それは根を張り、枝の切り落された木から芽が吹き出ていた。

832. それは霊的な山であった。そこから東に行った。山の下方には川が有り、それは南に向かって流れていた。

833. 東の方に第一の山と同じくらいの高さをした別の山があった。二つの山の間には深い谷があった。それは幅広くは無かった。谷の中には山の水が流れ出ていた。

834. この山の西側には別な山があった。これは他の二つの山より低く、高い山ではなかった。

835. ここにも谷があった。その谷は広くは無く、そこには山の水が流れ入っていた。

836. 三つの山全ての端には、別の三つの深く渇いた峡谷があった。そこには水が流れていなかった。

837. 全ての谷は深かった。幅広くは無く、硬い岩石から成っていた。

838. 山々には木々が有り、肥沃な谷の中に植えられ、それは良く繁り、崇高な実を結んでいた。

839. 滑らかな硬い岩石から出来た深く渇いた谷の他は、全て皆、崇高で美しく楽園のようであった。

840. 私は岩を不思議だと思った。私は岩の恐怖について不思議だと思ったのだった。即ち私は全てについて非常に不思議に思った。

841. そこで私は言った:「この祝福された地は何のためだろう。そこは実を結ぶ木々に満ち、パラダイスのようだ。そして後ろにある呪われた谷は何のためにあるのだろう?」

842. するとアラハト・アテルサタの一人。燃える炎の人サラケルが私に答えて言った:

843. この呪われた谷は、人の子等の間にある創造の誹膀者達のためにあるのです。ここには彼らの邪悪な冒涜思考と、中傷力が集合しています。

844. つまりここには、あらゆる冒涜の力が集合し、それは罪人が義人に変心し、創造に刻する不体裁な話が彼らの口から追放される迄、呪いの中で待ち続けなければならないのです。

845. 即ち冒涜の力は、罪人が創造の牡麗さに対する不遜な言行を拭い去るまで、ここに留まるのです。

846. 恐怖と呪いの第一の谷には、冒涜者の力が集まっています。彼らは創造を否定する者、即ち無神論者(ここでは創造を否定する者)なのです。

847. 恐怖と呪いの第二の谷には、冒涜者の力が集まっています。彼らは分派論者であり、神を崇拝する者であり、その他人間崇拝者です。

848. 恐怖と呪いの第三の谷には、偶像に仕える者や独裁者である冒涜者の力が集まっています。

849. だからそれらの力は、罪人が義人に変化し、彼らが真理により慈悲を見出し、創造の壮麗さを讃えるまで、皆ここに残るのです。

850. それらの力は独自の運命により、そうなろうと自ら定めるまで、そしてそれを自己の運命に分与するまで、ここに残るのです。

851. まことにこれらの恐怖と呪いの谷は、地球を巡る三つの目に見えない天なのです。そこには冒涜者の力が集り、罪人が真理と義に変容するまで、それはここに留まるのです。

852. その間、冒涜者の力は、地球を包む目に見えない天の中に留まり、それらは威力に満ちて邪悪です。即ちそれらは、罪人の現世と来世に毒矢のように的中するのです。」

853. そこで私は創造の牡麗さを讃え、祈りの中で創造と語った。即ち私は創造の然るべき偉大さを思った。

854. そこから私は、アラハト・アテルサタである燃える炎の見張り人と別の場所に行った。荒廃した谷からずっと離れた所で、東方には山脈カが迫っていた。

855. そこに私は木を見た。それは義の木と呼ばれた。それは特別な香姻である没薬の香を放ち、普通にある木々とは異なっていた。

856. 東の山の向うの上方で、あまりそこから遠くないところに、私は別の場所を見た。そこには川の流れる谷があった。水は決して渇かなかった。

857. すると私は美しい木を見た。その香は乳香のようであった。

858. 谷の端の方の側面に、私は芳香を放つ肉桂の木が茂っているのを見た。

859. それから私はこの谷を越えて登りつめ、西の方に近づいた。

860. 私は木で茂る別の山を見た。その木からは水が流れ、それは何か蜜のようであった。人はそれをサリサとかガルバナム樹脂と呼んでいる。

861. その山の向うに私は別の山を見た。その山にはロカイの木が茂っていた。それは硬質なアーモンドに似た成分で満ちていた。

862. この木も実を取って食べると、それは全ての芳香より優れた味がした。

863. 最高の芳香の実を食べた後、私は山の向うの北方に目をやった。

864. 間も無く私は、7つの山々を見た。そこは美味な甘松植物と芳香を放つ木々で満ちていた。その多くは肉桂やこしょうであった。

865. 更に私は7つの山々に近づいていった。間も無く私は、頂上を越えて遠くの東の方に歩んでいった。私はアラハト・アテルサタである燃える見張り人に導かれていた。彼らは私の側から離れなかった。

866. 私達はずっと東に向い、紅海を遥かに越え、ツトゥエル地帯のずっと上方、ウルク・ガルトの側のメソポタミアに至り、ギルガメシュの王国に進んだ。

867. そこで見張り人は私を過去の時間に連れ戻し、義の庭に導いた。そこで私は色とりどりの木々、植物、花々の山を見た。

868. そこには大なり小なりの多くの花々、木々、植物が繁り、それらは芳香を放ち、非常に美しく牡麗であった。

869. 私はそこに知恵の木なるものを見た。それは大きな甘い美味な実を付けていた。それを食べる者には誰にでも大いなる知恵を教えた。

870. 知恵の木は、イナゴマメに等しく、その実は葡萄の房のように見事であった。

871. 木の香は魅惑的に広がり、ずっと遠くまでその芳香を放っていた。そこで私は言った:「この木は何て美しいのだろう。
何と美しく、見た目を喜ばせてくれることだろう。その実は何という芳香であろう。」

872. 燃える炎の人ルファエルは答えて、私に言った:「見なさい。エノク。これは知恵の木です。貴方の祖先達も既にその実を食べたので、彼らは知恵の認識を見出し、その目を見開いたのです。

873. この種の木は、ただここに、地上に一度だけしが存在しません。だからそれはもはやどこにも、他の場所に成長する事はないのです。

874. つまりその木は、地球上の被造物ではなく、この世界では未知のものなのです。何故ならそれは、遠い宇宙の世界からもたらされたもので、天の息子や娘達により、ここに植樹されたのです。

875. 人々に知恵を与えるために、

876. 人々に生命を与えるために、

877. 人々に存在を与えるために

878. その木は美と壮麗さを持って存在し、700年間、実を結びますが、その後では実を結ぶ種を持たずに枯死してしまいます。何故ならそれは雌雄異花であり、その木と等しき木により受粉されることが無い為、継承されないからです。

879. まことにこれは知恵の木であり、義の庭に成長する生命の木なのです。しかし地球の人の子等はその秘密を知りません。一方では彼らはその木を楽園の生命の木と呼んでいます。

880. 知恵の木の秘密は、その実が人間の意識を拡大させる成分を含んでいるということです。だから人はその実を食べると、大いなる知恵の認識に到達するのです。地上のあらゆる種類の植物を食べて栄養になるのと同じ事です。

881. ここは義の庭で、アダムとその妻もその秘密の証人でした。そこから天の息子と娘等により、地上の人の子等のあらゆる害悪が広がったのです。彼らは地上の人の子等と交わり、邪悪な巨人を生み出したのです。その為に彼らは皆この地から追放されたのです。」

882. そこから私達は再び地球の他の端に行った。そこには大きな動物が住み、いずれも他と異なり、驚嘆すべきものであった。

883. 鳥もいた。その姿は多様で、美しさとその鳴き声において多様であり、全てが異なっていた。

884. 鳥達は見事な色とりどりの羽の衣を着、曲がったくちばし等をしていた。その他に鳥達は、ハゲワシ、鷲、フクロウ、ハヤブサのように掴む手のみを持っていた。

885. しかし私達は間も無く、巨獣も生存しているこの場所を去った。巨獣は最大の家よりも何倍も大きく、大海に住む鯨ほどの大きさであった。この巨獣は僅かに陸上の原始の森に生存していた。

886. 私達はずっと東の方の万有宇宙空間の深淵へと入っていった。世界と天体の果ての近くへと。そこでは天は休まず、絶えず大きくなっていた。

887. 私は計り知れない、輝きの拡張する広域の中から、如何にして天の星が出てくるのかを見た。

888. そして私は輝く門を数えた。そこから星や火が出てきて、回転して硬直した。しばらくして、燃える赫灼が冷えると、その上を歩くことが出来た。

889. ウリィエルは、その全ての出口を特別に一つ一つ、正確な数、名称、結び付き、位置、時間、月日に従って、私に説明してくれた通りに私に書いてくれた。

890. ウリィエルは私に全てを示してくれた。つまり彼は、あらゆる法則と掟、秩序、天体の軌道、その生命と働きを全て書いてくれた。

891. そこから私達は宇宙空間の北、即ち世界の果てに行った。私はそこで、宇宙の果てで起きている偉大で崇高な奇跡を見た。

892. ここで私は、空間に開かれている3つの天の門を見た。それ濃いビロードに以ていた。それぞれの門から風が北に向かって出ていた。即ち天の門から北に向かって風が吹き、それは南に向かって消えていった。

893. これらの風は大いなる力であり、全ての天体を回転させるものでもあった。だかそれらは赴きを異にしていた。何故なら風は、世界を捕え、多くの出来事を‥いわば寒さ、霜、電、雪、露、雨、嵐、人間の感隋や思考の変化、そしてもっと多くの多様性を、自らに召喚しているからだ。

894. しかし門からは、ただ均衡の力のみが流れ吹いている。それは善でも悪でもなく、中庸である。だが人間がそれを受け入れると、それは善か悪になる。即ち人がどのようにその力を利用するかによって中庸、苦境、激情が彼の内に生じる。

895. この方は生命の力である。即ち宇宙の生命力であり、それ自体には善も悪も含まず、中庸である。

896.この力は、しかし善においても悪においても偉大な力を持ち、威力に満ちている。それは如何に人間がそれを利用するかに応じて実現する。

897. この天の門から私達は西の方に。世界の地の果てに行った。そこで私は別の3つの天の門を見た。それは北で私が見たのと同じで、同じ出口をしていた、

898.そこから私達は南に向い、他の宇宙世界の果てに行った。そこでもう一度、私は3つの開かれた天の門を見た。

899. 間も無く私達は東に向い世界の果てに行った。ここにも3つの開かれた天の門があった。そこから風が吹いていた。それは北、西、南の門から吹く風と同じようであった。

900. 即ちこの天の門から吹く風の力は、四方から宇宙空間に疾走しているのだった。あたかも、至る方向に生存する全ての生命が差別無く風に当るかのように。

901. 全てを見た時、私は創造を讃えた。そして全てを、偉大で崇高、かつ壮麗な不思議なものに創られた創造の壮麗さを、絶えず新たに讃えた。

902. 私は創造の偉大さとその働きの偉大さを、燃える見張り人と人の子等に示し、創造の壮麗さを讃えた。彼らも、創造の偉大さと働きを賞讃するためであった。

903. 即ち私は創造をも賞讃した。それはすべての生命体が、創造による被造物としてその力を見、それらが全て創造の偉大な力を誉め讃え、永遠に称讃するためであった。

904. 即ち以上は、私が体験した一つの視覚であった。間もなく知恵の別な視覚が続いた。



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010 OM-31 その10

905. まことに私はこの後者の視覚の中で、見事な事柄を忠実に報告する。私ヤレドの息子であるエノクは言う。

906. 今から私が、地上に住む人々、地上の人の子等、又天の息子や娘等に告げ、語ろうとしている後者の視覚の内容は、知恵の話の始まりである。

907. 貴方がた老人も子供も、私がこれから語る、創造の真理についての聖なる話を聞くが良い。

908. まず第一に、老人達に全てが伝えられる権利があるのだが、子孫達にも知恵の始まりが告げられずにいてはならない。

909. まことに今日に至るまで、アラハト・アテルサタである燃える炎の見張り人とペタレにより、これ程多くの知恵が一人の人間に授けられたことは無い。それを私は、私の洞察と、私に独自の生命の運命を与えてくれた創造の喜悦により、受け取ったのだった。

910. 新たな視覚の中で、私は3つの映像付きの話を与えられた。それを私は、地上の要塞に住む人々に語り始めた。

911. 最初の映像付きの話は次のようであった:即ち、何時、義の集団が一徹団結して登場するか、いつ不義者が、その不義と犯罪のゆえに終わりを告げ、地球から駆逐されるか。それだけは秘密の時である。

912. 義人が選ばれた人々の目の前に現れ、彼らの仕事が好意を持って受け入れられ、全ての義人と地上に住む選ばれた人々に取って、光りのように見える新時代はいつか。その時も秘密である。

913. その時、不義者の住家と彼らの留まる所はどこであろうか。彼らは創造の全ての壮麗さを否定した者である。何故なら真理が力強く湧き立ち、不義者は苦しみ、生命を失うからである。

914. まことに不義者は生まれてこない方が良かったであろう。何故なら彼らの苦しみは大きくなるからだ。

915. 義人の秘密の時が明らかにされると、まず第一に、嘲弄、痴呆、中傷、誹誘が起るが、不義者達は直ぐに独自の裁きによって裁かれる。即ち彼らは苦しみ、羽化したあとの家バエのように死んでしまう。

916. 即ち不義者は、運命と認識の中から、義人や選ばれた者に変化した者や、選ばれた人々の眼前から自ら退く。

917. 戦慄と恐怖が不義者を襲うであろう。今後、地球を占有している人は、もはや力を無くし、崇高でもなくなるであろう。

918. 不義者はもはや、真に最も偉大なる人、即ち知恵者、義人の顔を見ることは出来なくなるであろう。彼はあらゆる知恵者と義人の中の知恵者であり、義人であり、言うならば最高者である。

919. 創造の光りは、知恵者、義人、最高者の顔に現れた。創造の光りの顔は、ただ義人と選ばれた人のみが見るであろう

920. 義人の時代には、いずれも権威のある王や国家元首が死に、地上に大きな不和が生じるであろう。

921. 戦争は酷く邪悪になり、破滅と破壊が地球上にあるだろう。だが直に運命は義人と知恵者の手に握られ、その時からはどんな不義者も罪人も、正しい人の前で、恩寵を求めて懇願しないであろう。何故なら彼らの人生は、創造の法則と掟及び七元的秩序の中に組されているからだ。

922. この時には選ばれた知恵ある人の子等が、高い天から舞い降り、地上の人の子等に、秘密に満ちた印や現象を告知するだろう。

923. 又その後、久しくすると、秘密に満ちたことが起るだろう。そしてもう一度天から別の息子や娘が降りてきて、彼らの種は地上の人の子等の種と結合するであろう。

924. まことに私エノクに、これらの映像の話が与えられた。まことに私は以上の局面が与えられた日に、熱心と怒りの書、迫害、駆逐、嚇しの本を受け取った。その中には真理に変化せず、義を授からない不義者に呼する恩寵については、何も書かれていなかった。

925. このことは雲と嵐が私をさらい、天の果てに私を連れて行ったのと同じ時に起きた。

926. そしてここで私は他の局面を見た。その中に私は義人の住居と知恵者の休息所を見た。

927. ここで私の目は、人の子等の為に祈り唱えている。燃える炎の見張り人達の側にある、義人や知恵者の住居と休息所を見た。

928. それら全ての場所から義が川のように流れていた。そして慈愛が地上で音色のように流れていた。即ち永遠から永遠へと。

929. 即ち私の目は、義人、義、忠誠、知恵の場所を見たのだった。

930. そして私は、どの様にしてこの場所に義が支配しているのかを見た。義人と選ばれた人々の数は数え切れず。火の輝きで飾られていた。

931. そして私は、彼らの口が如何に賞讃に満ち、彼らの唇が如何にして創造の壮麗さを誉め称え、彼らの義が如何にして止むことがないかを見た。

932. 私は此処に住みたいと願った。私の感覚と志望は、この場所に居て、そこに住みたいという欲望を持った。

933. 私は真理を知って悲しくなった。何故なら、ここには以前私の一部が存在し、愛と知恵の中に住んでいたからだった。しかし私の一部は不完全な物質的肉体に苦しめられていた。

934. 私の一部はこの場所に留まりたかった。しかし私は思念し、自分の苦悶を解いた。即ち私はその時創造の御名をかかげ、祝福と賞讃をもっで創造を讃えたのだった。

935. 長い間、私の目はその場所を観察していた。私はいつでも創造を讃えていた。「崇高な御方よ。貴方に讃えあれ。初めから終わりまで、創造に讃えあれ。」

936. 創造は休むことが無い。創造は世界が創造される前に、世界の何であるかを知り、あるべき類の類を知っている。

937. おお、創造よ。眠らないものが貴方を讃えている。

938. 創造よ。義人が貴方の壮麗さの前に立ち、貴方を讃え、崇めている。彼らは言う。「貴方は聖なる聖なる聖なる創造、貴方は生命体を霊体で満たし、全ての生命を生かし、存在とならせ給う。」

939. この場所で私の目は、眠らずにいる全てを見た。

940. 即ち私は、彼らがどの様に創造の前に立ち、創造を讃え、語っているかを見た:「創造に讃えあれ。貴方の御名が永遠から永遠に讃えられます様に。」

941. 私は大きな苦悶を持ってこの光景から離れた。間もなく私の視覚は変容し、もはや見ることが出来なくなった。

942. 再び私が見た時、私は創造の牡麗さの前に立つ測り知れぬ無数の多くを見た。

943. 私は見た。そして私は創造の壮麗さの四方にある4つの顔を見た。そこにある4つの顔は全て異なっていた。

944. 私は燃える炎の見張り人によって彼らの名前を知った。見張り人は私の所に来て彼らの名前を私に教え、隠された全ての事柄を示してくれた。

945. 私はそれぞれ4つの顔の持つ声が、どのように創造の牡麗さの前で讃美しているかを聞いた。

946. 最初の声は、創造の壮麗さを永遠から永遠へと讃えていた。

947. 私は他の声が、あらゆる義人と知恵者の中の義人と知恵者、即ち創造の壮麗さに恩寵を受けている全ての義人と、選ばれた人を讃えているのを聞いた。

948. そして私は3つ目の声が、地上に住み、真実に求め、創造の壮麗さの名に於て生きている、全ての人の為に祈っているのを聞いた。

949. 私は4つ目の声が、どの様にして敵の全ての力を防止し、彼らが、地上の義人や、悪意も無く生きている人々を誹誘する為に創造の牡麗さの前に、足を踏み入れるのを許さずにいるかを聞いた。

950. その後で私は、私と一緒に行き、隠された全てのものを示してくれた平和の見張り人に尋ねて言った。「私が見、その声を聞き、書き取った、これらの4つの顔は誰ですか?」

951. すると彼は私に言った:「この最初の顔は慈悲深く寛大な人、聖なるミカエルです。

952. 2番目は、人の子等の全ての病気と傷を司る聖なるルバエルです。

953. 3番目は、全ての力を司る人、聖なるガブリエルです。

954. 4番目は永遠の生命を相続する人々全ての変転と、全ての希望を司っている、聖なるフアヌエルです。

955. 彼らはペタレという最高の力を持つ4人の見張り人で、創造の門の側に生き、その力と知恵においてアラハト・アテルサタの全ての見張り人であるミィケル、ルファエル、ラグエル、ガブレル、サラケル、ケルベル、ウリィエルよりも、権威があるのです。」

956. まことに私エノクは立証する:これは燃えて輝く4つの最高の見張り人である。私はその時に4つの声を聞いたのだ。

957. その後私は天の秘密を見た。そして壮麗さの御国が、どの様にして分与されているのかを見た。

958. 即ち私は人の子等の全ての処置が、どのように義の秤にかけられているのかを見た。

959. そこで私は義人と選ばれた人々の住家、即ち知恵者の住居と燃える炎であり燃える輝きである見張り人の住居を見た。

960. そして私の目は、創造の壮麗さである御名をすべて否定する不義者達が、そこからどのように駆逐されるかを見た。

961. 私はどの様にして彼らが曳きずり去られるか、又彼ら自らが課した刑罰と、まだ償われていない罪のゆえに何故そこが彼らの滞在場所でないのかを見た。

962. 即ち私は、そこの別の場所にある雷鳴と雷の秘密を見た。そして風、輝き、力が、どの様に分配され、地球上に吹き、天体を動かし、四季の交替をもたらすか、その秘密を見たのだった。

963. そして私はどこから水が、その場所で流れ出てくるのか、どのように乾いた地のほこりが飽和するのかを見た。

964. 即ち私は、そこで閉ざされた貯蔵室を見た。そこから風、全ての力、輝きが出、そこからそれらは分与された。

965. 私は雪と雹の貯蔵室を見た。そして私は太陽の光り、暖かさ、寒さ、露、雨、霧、雲の貯蔵室を見た。

966. 私は、全ての物事のためにある、全ての貯蔵庫を見た。そして私は、永遠の昔から地上を漂っている目に見えない雲を見た。それは創造の微細な雲体から成っており、序々に全ての生命体を生かしているものである。

967. 即ち私は太陽と月の貯蔵庫を見た。どこからそれらが出発し、どこに戻るのか、その壮麗な帰還と、どの様に一方が他方より優れているか、そしてその確実な運行を見た。

968. 又私は、それらがどの様にしてその軌道を越えず、その軌道に何も加えたり、取り去ったりせずに初源から与えられたままに互いに忠誠を守り、誓いの中に留まっているのかを見た。

969. まず第一に太陽が出現し、創造の秩序に従ってその道を完成させた。創造の壮麗さと御名は、永遠から永遠へと権威があった。

970. その後、月が如何にして、それぞれの場所で自分の軌道を元に戻すか、夜の口に見える道と昼の目に見えない道が出できた。

971. そして私は、一つの惑星が他方を眺めているのを見た。それらは互いに地球の両側で向かい合っていた。

972. 即ち惑星は創造の壮麗さを讃え、感謝していた。惑星は休まなかった。何故なら彼らの感謝と賞讃が休息であったからだ。

973. 輝く太陽は多くの転回を祝福と苦境にし、月は義人に光り、不義者には闇と成って運行している。

974. これら全ては創造の名において起る。創造は光りと闇を分離させ、祝福と苦境の壁を創る。それは人間が自分自身の中で、不義者か義人かに分かれていることに準ずる。

975. どんな見張り人も、人間が善か悪に分かれるのを妨害しない。又どんな力もそれを妨げない。何故なら全ての事柄に対する独自の弁護者は、人間自身であるからだ。即ち彼は、自分独自の裁判官であり、刑吏であり、独自の刑罰の執行者でもあるのだ。

976. 知恵は住むべき場所を見出さなかった。即ち知恵には、宇宙空間にある目に見えない地球を包む住居が与えられた。

977. そうして知恵はそこからやって来て、人間がそれを所有する時に、人の子等の間に住んだ。

978. まず知恵は地上に有り、人の子等の間に住んだが、その住居を見出さなかった。そこで知恵は昔から目に見えない天に与えられている、元の場所に戻った。

979. しかし不義がその貯蔵室から出て来た。それは自ら自由を求めたのではなく、人の子等によってその貯蔵室が破られたために出てきたのだった。

980. 不義は地上の子等の間に住家を見つけ、彼らのもとに、彼らの内に住んだ。あたかも砂漠の中の雨のように、又乾いた地に降りる露のように。

981. 即ち不義者は義の努力を厭い、怠けて色目を使っているが故に、誤った生活様式を取り、不義に飢え渇いている人々の中に住居を見出した。

982. そして私は再び天の稲妻と星をみた。そして私は如何にして、創造がそれら一つ一つの名前を呼び、それらが創造の言うことを聞くのかを聞いた。

983. 即ち私はそれらが、光りの量、空間の広がり、出現と公転の時間に従って、如何にして公正な秤にかけられているかを見た。

984. そして私は、稲妻がどの様に他の稲妻を生み出しているのかを見た。

985. 私はあらゆる事柄の公転を見た。そして燃える炎と燃える光りである全ての見張り人を見た。そしてどのようにしてそれらが互いに忠誠を守り、全ての天体を守っているかを見た。

986. 私は、私と一緒に行き、隠されたもの全てを私に示してくれた見張り人に、こう尋ねた:「それら全ては何であるのか?」

987. 彼は私に言った:「なんと、貴方が見、霊力によって貴方に示された全ての映像は、万象の知恵なのです。

988. この知恵を地上に住み、永遠に続く創造の壮麗さの御名について知る地上の子等、名を持つ全ての人々、そして全ての義人にもたらしなさい。」

989. そして私は他の多くの事柄を見た。又星の偉大な力から生じ、宇宙空間に急ぎ消滅していく稲光りも見た。そこには何も残らなかった。その力の中から出ていく星も後に残らなかった。

990. 即ち私は、塵と岩石から成る長い尾を引いた星が、宇宙空間に急ぐのを見た。それは別の星の近くに来ると熱くなった。

991. 即ちこれが、私エノクが獲得した最初の映像付きの話であった。

992. さて、2番目の映像付きの話である。燃える見張り人の住居の名前や、最高の知恵者や、創造の壮麗さを否定する人々について映された映像が私に与えられた。

993. 誠に不義者、真理の否定者や中傷者は、天国に昇る事はないだろう。又、地上で平和と愛と満足の中に生きる事も出来ないであろう。

994. これがか創造の壮麗さの御名を中傷し否定する、不義者の運命である。だから彼は自ずと存命の日々を、邪悪な苦悩、苦境、悲惨で一杯にして保管するのである。

995. しかし不義者が義の御座の前に立つ日がやって来るだろう。その時、人々の中から、行いと場所と数によって選択がなされる。

996. その時は、義人が真の義を体験し、義人の霊が内的にも強くなる時代になるであろう。全ての義人は、創造の壮麗さの御名を、清さと畏敬を持って支持していた。

997. その日には、全ての燃える炎の見張り人の助言により、又創造の意志に従い、選ばれた者の中の選ばれた者、最も知恵ある者の中の最高の知恵者が、人の子等のもとに来、彼らの間に住むであろう。

998. それから天はその様相を変え、すべては永遠の祝福と光りのために造られるであろう。

999. 最高指揮官の中の最高者は地上をさすらい、地上を祝福し、全ての選ばれた者達をそこに住まわせる。

1000. 悪行を為し、心を変えなかった不義者は、もはや決して地上に足を踏み入れない。何故なら平和に満ち、公正な人々だけがそこに生きるからだ。全ての不義者、いわば敵と成って自ら破滅した厄介な害虫は、地上の表面から抹殺される。

1001. そして私は、私の顔の中に日の頭(かしら)を持っているものを見た。即ちその頭は綿毛のように白かった。

1002. その頭の側に別の頭があった。その顔の外観は人のようであった。しかしその顔は優美に輝き、ペタレの聖なる見張り人の様であった。


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011 OM-31 その11



1003. そこで私は一歩前に行き、私に隠された全ての事柄を示してくれた見張り人に尋ねた。

1004. その人の子等は誰で、どこから来たのか。又何故彼らは日の頭を持ち、行ったり来たりしているのかと、私は見張り人に尋ねた。

1005. 彼は答えて言った。「エノクよ。何故貴方は尋ねるのか。何故なら貴方は尋ねた人の子が誰であるのか、地上の人の子等では決してないことを知っているからです。

1006. 貴方は、彼が日の頭を持って往くのを知っています。何故なら彼はあらゆる知恵者の中の最高知恵者であり、最も老齢な者より高齢であるからです。

1007. 貴方は彼が人の子でありながら、地上の人の子でないことを、とてもよく知っています。何故なら彼は別世界の人の子でありながら、この地上のものであり、滅びゆく肉体をとっているだけであるからです。

1008. 即ち貴方はこの者が人の子であり、地上の人の子等の間ではよそ者であり、義を持っていることを知っています。

1009. だから貴方は、この者が人の子であり、彼の側には義が住み、彼が隠されているものの全ての宝を啓示することを知っています。何故なら彼と、知恵ある聖なる見張り人の助言により、そのように定められているからです。

1010. 貴方は知っています。何故なら彼の運命は、最高者なる全ての知恵ある見張り人の聖なる決議の前で、永遠の公正において全て凌駕しているからです。

1011. 貴方が見、貴方が貴方自身の中で非常によく知っているこの人の子は、王や権力者や暴力者の境遇を揺さぶるでしょう。又分派主義者、神に仕える者、偶像に仕える者、その他あらゆる不義者に対してもそうするでしょう。

1012. 彼は暴力者の力を抜き、不義者の歯を砕くであろう。

1013. 彼は王達をその御座から投げ出し、彼らの不法の国から除名するでしょう。何故なら彼らは、創造の法則と掟に従って生きず、創造を崇めず、讃えず、感謝して認めることもせず、彼らの正当又は不当に授与され或いは盗んだ職を、遂行することが出来ないからです。

1014. 日の頭を持った人の子は、暴力者や不義者が、彼の真理の言葉と真理の教えを聞かず、義に心を変えない時、彼らを等しく自分の前で斥けるでしょう。

1015. 暴力者と地上の子等の間にある他の全ての不義者は恥をかくでしょう。何故なら彼の真理の教えが威力的となり、彼らは自分達の故に排除されるからです。

1016. 彼らの住家は闇と成り、虫が巣くい、彼らはその境遇から再び立ち上がる希望をもはや持たないでしょう。何故なら彼らは創造の御座を高めず、崇めないからです。

1017. 彼ら、即ち不義者、失敗者の間には、彼らの手を創造に逆らってあげ、自分達の住む地球を踏みにじる運を支配している科学者である、敗北者もいるでしょう。

1018. 誠に彼らの処置は全て不義であり、不義を明らかにしているのです。

1019. 彼らの権力は富に基づき、彼らの信仰は偽りの中で祈り、選択し、自らの手で造った神々や偶像に係わる信仰です。

1020. まことに彼らは、創造とその牡麗さの御名において、恩寵を受けている創造の真理を知る義の場所や家々から駆逐されるでしょう。

1021. そしてその時には、義人と知識者の真の祈りが、創造へと上昇し、その祈りが聞き入れられ、創造に浸透していくのです。一方あらゆる宗派、宗教信者や不義者のじょう舌な祈りは聞き入れられず、無意味な努力の中に消えていくのです。

1022. この日には、目に見えない聖なる天の見張り人達が声を揃えて、義人の祈りが無駄にならない様に、彼らの上に義が有る様にと、創造の御名を褒め称え、感謝するでしょう。

1023. その時、私は人の子が日の頭を持ち、創造の足もとに座しているのを見た。そして如何にして創造がその全壮麗を拡張させているかを眺めた。

1024. 私は、あらゆる知恵者の中の知恵者が日の頭を持ち、如何にして命の書を自分の前で開き、如何にしてあらゆる知恵者と聖なる見張り人から成る軍団が、生きた書を読んでいるかを見たのだった。

1025. そして私は、知恵者達が、義人の数が満ちて大勢になったのを見て、喜びに溢れているのを見た。

1026. 視覚の中で私は、或る場所に無尽蔵の義の泉を見た。

1027. その周りを多くさんの知恵の泉を取り囲んでいた。そして渇いた者は皆、その泉から飲み、知恵に満たされた。

1028. 渇いた者はその住居を、義人、知恵者、聖人、選ばれた人の側に持っていた。

1029. 日の頭を持った人の子が真理の教えをもたらし、それにより創造の壮麗さがもたらされ、だから毎日創造が永遠に讃えられ、畏敬と尊敬を持って日の頭を持つ人の子が尊敬されるようにと、いつも彼の名が呼ばれた。

1030. 地球の太陽と、この太陽系のあらゆる星の徴しがなされ、創られる前に、日の頭を持つ人の子の名が、ラサン世界で、ペタレの輝く者達とアラハト・アテルサタの燃える見張り人の間で呼ばれた。

1031. その人の子は、義人、知恵者、聖人、目に見えない天にいる燃える炎の見張り人に取って、一つの杖となるだろう。

1032. 彼らは皆、それを頼りにし、倒れないであろう。

1033. 彼は人民の光りと成り、憂える感覚を持つ人々の希望となるだろう。

1034. 地上と目に見えない天に住む全ての義人、知恵者、聖人は彼を評価し、尊び敬うであろう。そして彼らは、創造の御名と壮麗さを大いに讃えるであろう。

1035. 日の頭を持つ人の子は、あらゆる知恵者の中の知恵者として選ばれる。即ち彼は地球が創られる以前に、目に見えない天に隠されていた。

1036. しかし彼が人の子としてもはや変転せず、再び霊体になると、彼は目に見えない天に永遠に戻り行くであろう。

1037. 創造の知恵は、彼が義人の運命を守るようにと、聖人達の決議により彼に啓示した。何故なら聖人達は、不義の世界、あらゆる邪悪な道と働きを軽蔑しているからである。

1038. 彼らは創造の御名において救われる。日の頭を持った知恵者である人の子は、不義と誤った生活に対する復讐者と成る。

1039. その日、地上の王、全ての暴力者、他の全ての不義者は、しばしば打ちのめされた眼差しをする。彼らは自分達の手と権力のために要塞と富を所有している。

1040. 不安と苦境の日には、彼らは何の慰みも、何の救いも見出さない。

1041. 彼らは独自の不安と恐怖の手の中に落ち、援助も無く、出口も見つからない状態に引き渡されるであろう。

1042. そして彼らは藁のように火で焼かれ、暗い水の中の鉛のように闇の奈落に沈むであろう。

1043. 彼らは義人の面前で、聖人や知恵者の面前で沈み、彼らの足跡はもはや見出されないであろう。

1044. 彼らの苦境のあとで、地上には平和、愛、真理。知恵があるだろう。

1045. 不義者は、創造の栄光の前で、無の無限に落ちていく。そして彼は、再び立ち上がることも生まれ変わることも無い。

1046. 彼らの手を取り、持ち上げてくれる者は無いであろう。何故なら彼らは、栄光、創造、あらゆる知恵者の知恵、日の頭を持つ人の子を否定したからだ。

1047. 創造に讃えあれ。創造の御名に誉れあれ。

1048. 創造の栄光に讃えあれ。

1049. 創造の愛に讃えあれ。

1050. 創造の知恵と義に讃えあれ。それらが尊ばれ、崇拝され、讃美され給え。

1051. 日の頭を持った人の子は、自分で権力者、王、独裁者、地上のあらゆる不義者を倒すのではない。

1052. 何故なら彼らは皆、人の子の真理の教えの威力によって倒れるからだ。それは真理の教えであり、創造の法則と掟である。それ故に人の子が、権力者、王、独裁渚、不義者を倒すと言われる。

1053. 優美に溢れた顔をし、ペタレである光る見張り人のようであり、日の頭を持つ方と一致団結して往来している者は誰であるかと、私は一緒にいた燃える炎の見張り人に尋ねた。

1054. 即ち彼は私に答えて言った:「あらゆる知恵者の中の知恵者について、何をエノク、貴方は尋ねるのですか。

1055. 貴方は優美で燃える炎が、日の頭を持つその方と同じ方であることを非常に能く知っています。その姿は、まだ彼が人に変転し、人々の間であらゆる知恵者の中の知恵者として生き、彼らに真理を教える以前の姿なのです。

1056. まことに優美なるお方は、アラハト・アテルサタである我々体に於るあらゆる最高者の中の最高者であり、アラハト・アテルサタとペタレ世界の仲介者なのです。

1057. 彼は日の頭を持った人の子の姿に知恵を持って変化し、人々の間にいながらラサンの世界に足を踏みいれ、そこからか創造の知恵、法則、掟を教えるあらゆる最高の教師の中の最高者として出かけるのです。

1058. まことに、人の体を持った彼の苦しみの道は長く、又苦境と悲しみもそうなのです。肉体は彼を害し、彼の霊的水準よりずっと低く抑えられているのです。だから彼は大いに苦しむのです。

1059. しかし彼はそのことに構いません。何故なら彼は誤たず、自分の道を歩み、7×70000年続く自分の使命を成就させるまで、その義務を行うからです。

1060. 知恵として彼は、愛、平和のほぼ完全な世界から出掛けて行き、彼に悲しみと背恩で報いる不完全な者達を教えるのです。

1061. だから彼は、知恵であり忍耐です。何故なら知恵の霊が水のように彼に注がれ、栄光は彼の前で永遠から永遠に止まらないからです。

1062. 彼は人々を愛し、義を行います。何故なら彼は、あらゆる義の秘密について威力があるからです。

1063. 不義は影のように消えゆき、存続することはありません。何故なら、彼が人の子として人々の間に住み、彼らが欲するなら、真理と知恵において彼らに教えるために、純粋霊から蘇ったからです。

1064. 彼の義は永遠から永遠に、彼の権威は世代から世代へと伝わるのです。

1065. 彼の中には、知恵の霊と洞察を与えるものの霊が住んでいます。

1066. 即ち彼の中には、教えと力の霊、そして人間として永眠し、目に見えない世界に住む全ての人々の霊力が住んでいるのです。

1067. 彼は隠された事柄を裁きます。そして誰も彼の前で虚栄的な話をすることは出来ません。何故なら彼は秘密を知っているからです。だから彼は、知恵者の会議により、貴方がたの最高者として選ばれたのです。

1068. その日には義人のために変換が起こるでしよう。

1069. 日の光りが彼らの上に住み、喜び、愛、尊敬が義人に向かうでしょう。

1070. 苦境の日には、災いが不義者の上に集合しますが、義人は創造の名において勝利するでしょう。

1071. 全てのことは起ります。又多くの不義者が償いをし、邪悪な働きを彼らの手に任せるなら、創造の法則と掟に従って、全ては発令されるのです。

1072. 真理に変転しない者は、創造の御前に何の尊敬もしないでしょう。しかし創造に富む者は、皆創造の御名において救われるでしょう。

1073. 知恵者の中の知恵者は、その日、彼の慎み深い御座に座り、あらゆる知恵の秘密が彼の思考と成り、彼の口から流れ出るでしょう。何故ならその秘密は創造の法則と掟により、彼に与えられたものであるからです。

1074. その日、山々は牡羊のように跳び、丘は乳をたら腹飲んだ子羊のように跳ねるでしょう。

1075. 何故なら大地はあたり一面に揺さぶられ、そこから火を吹き出すからです。

1076. しかし人々は地上に吹き荒れる大嵐のように、狂気のように平和を求めて叫びます。

1077. 義人の顔は喜び輝く。何故ならその日には、日の頭を持った知恵者の中の知恵者が、義人達の間に留まり、彼らに慰めを与えるからです。

1078. 地上は喜ぶでしょう。何故ならその後来たる将来においては、ただ義人のみが地上に住み、地上を遊歩するからです。

1079. それまで時はまだ長く掛かります。しかし時は満ちます。あたかも、夜の暗闇に押しいる日の光りが満ちるように。」

1080. その日の後、隠されたものについての全ての幻を見た場所で、非常に多くのことが起った。

1081. 即ち私は、風の渦巻に乗せられた。風は私を西に連れ去った。

1082. そこで私の目は、隠された天の事項と、地上に成ろうとする全てを見た。

1083. 即ち私は、鉄の山と銅の山、銀の山、金の山、水銀の山、鉛の山、地の石油の山を見た。

1084. そして私は一緒に行った見張り人に尋ねて言った:「隠されたものの中に見た事柄の秘密は何ですか?」

1085. 彼は私に言った。「貴方が見た全ての事柄は、創造日の頭を持った知恵者の中の知恵者の義に仕えるのです。

1086. 全ては創造が、地上で威力的で権威が有るようにと役立っているのです。

1087. 即ち私と一緒に行った平和の見張り人は、私に答えて言った:隠れたもの全てが貴方に啓示されるでしょう。即ち創造の植樹が啓示されます。

1088. 貴方が見たそれぞれの山、即ち鉄の山、銅の山、銀の山、金の山、水銀の山、鉛の山、地の石油の山、これら全ては、日の頭を持つ知恵者の前で、ハチミツのように火に溶けます。即ち水のようになり、上からそれぞれの山に流れ落ちるのです。

1089. それら全ての山は、彼の足の前に萎えて無くなり、無法者の手によって略奪されます。

1090. 人々は地上の全ての宝を無意味に略奪するでしょう。即ち銅、鉄、鉛の鉱石、銀、金、流れる銀のような金属を、又彼らは海の中から油を略奪し、地にあるもの即ち全ての宝石と生命の石を略奪するのです。

1091. 彼らはそれで戦闘機や様々な善、悪を作り出します。即ち彼らはそれで、全生命の最大部分を破壊するでしょう。

1092. 彼らは人の手により、鉱石や生命の礎石から死の太陽を生み出すのです。彼らは地上の油を、陸、海域、空中を飛ぶ金属の怪物のために生命の力に変えるのです。

1093. この危険に満ちた生命の力から、新たな空気が生じますが、それはそれ自体に多くの死を含み、人間、動物、植物の生命を殺すのです。

1094. その日に人は、金や銀、鉛、鉄、銅、又貴重な岩石や生命の礎石、又石油をもってしても救われないようになるでしょう。

1095. 人は救われることも、逃げることも出来ないでしょう。

1096. 間も無く戦争のためにも鎧のためにも、もはや何の鉄も無くなるでしょう。

1097. 又、銅、銀、金、貴重な岩石、生命の礎石も、もはや無くなるでしよう。石油、水銀、その他多くの地球の資源も同様です。

1098. 原鉱は何も役に立たず。錫も役に立たず、見つけられることも無い。そして鉛も需要されない。

1099. 日の頭を持った知恵者が、新時代に、以前しばしば創造の義務を果たした時と同じ顔を持って出現する時、これらすべてのものは地上の表面から消え、破壊されてしまうでしよう。

1100. 彼は創造の名において、然るべき義務を果たし、永遠に地球人類の記憶に残る時、いつもその度にしばしば同じ顔をするのです。」

1101. 他の場所で私の目は深い谷を見た。その河口は西の方に開いていた。

1102. 谷は馬の蹄のようであった。そして東の方にある山の上に、日の頭を持つ知恵者の住まいと御座があった。

1103. そこに彼は、不屈の中で、土地と必要な全てを築いた。彼はそれで生活し働いた。そして義人、希望する者、探し求める者、全てに教えた。

1104. そして私は要塞に、大海に、島に、地球を取り囲む全ての風の中に住む、全てを見た。それらは彼に、忠誠の供え物と贈り物をもたらし、尊敬を持って彼を重んじた。しかし崇拝したり、熱愛することは無かった。

1105. 多くの人々が彼の場所にやって来た。しかしその深い谷は、そうした人々で溢れることは無かった。何故なら多くの人々が真理を理解せず、又それを見つけても再び逃げていったからだった。

1106. 多くの人々は多様な方法で誤って導かれ、谷のある山にいる彼の所にやって来て、彼に危害を加え、損害を与える。しかし決して彼らはそれに成功しない。

1107. 彼は厳しさの中にも彼らを愛しているので、彼らに助言と感謝を伝える。一方彼らは谷とその場所を離れねばならない。そして彼らは創造の法則と掟に与えられているように、自ら義人になる義務がある。

1108. 彼は自らの手で犯す不義者である。犯罪についてとても能く知っている。

1109. 彼は、彼らが働いていること、犯罪的なやり方で喰い尽くすもの全てについて知っている。不義者である彼らは、創造の栄光の面前で命を失う。彼らは不義者として地上の表面から追い出される。彼らは創造の法則と掟に反して生きる事を止めないからである。


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012 OM-31 その12



1110. まことに私は、自ら生み出した彼らの独自の刑罰を見た。そして彼らがどのようにして行き、あらゆる邪悪の道具を準備するのかを見た。

1111. そして私は、私と一緒に行く見張り人に尋ねた。「あの道具は誰のために用意されるのですか。」

1112. 彼は私に言った:「彼らはこれを自分と地上の王、権力者、暴力者のために準備しているのです。そして彼らは、それで自らを破滅させるのです。

1113. 即ち彼らは、そうして自ら碓滅と錯覚した眩惑を定めるのです。

1114. こうして事が起き、この後で日の頭を持った知恵者は、義の集合する家を出現させます。それらは創造の御名において、地上での真理の教えとその流布は、もはや妨げられることはありません。

1115. そして彼は真理の言葉を書き下ろすのです。将来真理が人々の知識の中で不滅となり、創造の真理が嘘と偽りに偽造されないようにと。それは言語の記号で形成されます。

1116. 谷の中で、山々は地球のように彼の面前を取り囲み、丘は泉のようになるでしよう。義人は真に創造に従って生きるなら、そこで不義者の抑圧に対しても平安を持つでしよう。」

1117. そして私は目を上げ、高さのある金属の杖を仰ぎ見た。印が風になびいている。そしてそれは、天の息子や娘達により、地球人類の発生について語っていた。

1118. 即ち私は、その印が地上の周囲に揺らぎ、訪れた真理と、日の顔を持つ知恵者を証言しているのを見た。

1119. 私はもう一度仰ぎ見、地球の別な地域を見やった。そしてそこに燃える炎をした深い谷を見た。

1120. 地上の人々は、権力者、王、暴力者、不義者を連れてきて、深い谷に置いた。

1I21. そこで私の目は、如何にして測り知れない重さをした鎖が、彼らのために造られるかを見た。

1l22. 私は側にいる平和の見張り人に尋ねて言った:「これらの鎖である道具を、かれらは誰のために用意するのだろうか?」

1123. 彼は私に言った:「これはアサセルの軍団のために準備されたのです。彼らが自ら選んだ義務履行の最後の日に、これを成就しなかった場合、彼らを捕え、鎖で縛り上げ、自らを呪う人々のいる最下の暗闇に入れ、ゴツゴツした石で彼らの顎の骨まで埋めるためです。

1124. 即ち彼らが全ての断言に反し、もう一度義務に違反し、自分達の任務を果たさない時、彼らは自ら選んだ呪いの中に落ちていくのです。

1125. それまでに至る時間は、彼らにとって短いのです。だから彼らは、自分達の義務を骨折って努力することによってのみ、成就出来るのです。

1126. 時は時間と共に流れ去り、水瓶座の時代は終わり、次の印が始まります。その印はもしアサセルやセムヤーサが課した義務が拒絶されるなら、誤った激情と盲目的な激怒に堕落したものと成ります。

1127. 彼らが水瓶座の時代の末までに義務を果たしていなければ、自ら呪いを定めたことになるのです。

1128. アサセルの軍団はしばしば地上で共同して働きます。水瓶座の時代と印が現れる時、新時代の始まりにはそのようになります。

1129. 即ちこの時代は、アサセルの軍団とセムヤーサの軍団のための時代となるでしょう。彼らの霊体は肉体を持って生まれ変り、償いという大きな任務を成就させるのです。

1130. この時の過失者達の軍団に禍いあれ。何故なら彼らは全ての過ちに対し、厳しい刑罰と叱責に耐えねばならないからです。

1131. 彼らがどの様にして義務を果たすかによって、多様な害悪が彼らのものとなるでしょう。彼らに取って最大の実証の時であり、真理の時代でもあるでしょう。

1132. それは彼らの最大の実証の時代になるでしょうし、彼らに取って真理の時代でもありましょう。

1133. 彼らの中で、真理、義務、任務を見捨てようとする者に禍あれ。何故ならば彼らが自ら定めた相続は、効果を表わし始めるからです。

1134. 即ち彼らは、義務不履行と任務の背信に対し、自ら刑罰を課するのです。だから彼らは、いずれの罪の刑罰において7倍の罪滅ぼしをし、繰り返された過ちに対し、3倍の罪滅ぼしをするでしょう。

1135. アサセルとセムヤーサの軍団は、継承した彼らの義務と任務を、水瓶座時代の終わりに達成しない場合、彼らの霊体は永遠に呪われるよう義務付けられたのです。

1136. だから彼らが義務履行を破るなら、彼らの間にはうめき声や歯ぎしりがあるのです。何故なら帰還や昇格の可能性も無く、満々ちた力をもって記憶が与えられることも無く、全ての日の終わりに至る迄進歩も無く、最低の世界に追放されるよう、彼らは自分の霊体のためにそう定めたからです。

1137. 即ち彼らは、義務と任務を拒み、破るなら、アサセルとセムヤーサの軍団である過失者や罪人は、自ら最下の地獄を準備するのです。

1138. 燃える見張り人、シケル、ガブレル、ルフアエル、ファヌエルは、大いなる日に裏切り者を包み、彼らが自らの内に生み出した、独自の燃える地獄の炉の中に、彼らを投げるでしょう。そこから彼らは決して永遠に解放されないでしょう。又邪悪な苦しみからも解放されません。それからすべての日の終わりには、苦痛のために転げ回り、焼かれて、新たな創造の開始に戻るのです。

1139. こうしてアサエルとセムヤーサの軍団である過失者と罪人は、その不義と拒絶と義務不履行に対し、自らに復讐をするのです。

1140. 即ち彼らは、任務と義務離反と、彼らが、不義者と全ての害悪に服従し、地上に生まれ住んでいる人々を誘惑したことに対する相続決定により、自らを罰するのです。

1141. その日には、彼らの霊体に自ら定めた裁きが始まります。そして彼らは、創造の提携から締め出され、長く苦悩に満ちた腐敗の中で孤立するのです。

1142. アサセルとセムヤーサの軍団の間で、何度も裏切って罪を犯し、過ちを犯した全ての者は、自ら指定した刑罰を受けるのです。

1143. 彼らに取って義務を破ることとは、次の全てがそうです。隣人に対して汚れた話をしたり、公然と又は隠れて間違った話をすること。隣人に愛が無いこと。隣人を害し、自らと創造の法則と掟に反する全てに非抑制的であったり、非教化的であること、です。」

1144. 即ち、燃える見張り人は私に語った。そこで私は驚いた。何故なら私はアサセルとセムヤーサの軍団が継承決定した刑罰が、非常に恐ろしいものであることが判ったからだった。

1145. 即ち私は恐怖と驚愕を見た。そしてアサセルとセムヤーサの軍団を見た。彼らは王や権力者であり、深い谷に入れられ鎖でつながれていた。

1146. しかし彼らは、民や人類を支配する王や権力者ではなかった。何故なら彼らは、只の見掛け上の王や権力者にすぎず、自ら王や権力者であると感じていてるからであった。彼らの感覚、志望、思い。行動は、地上の人の子等の模範であるべきなのに、彼らよりも劣っていた。

1147. 即ち彼らは、全ての上層階級の最高指導者であるのにもう一度義務を捨てるなら、その様な恐怖とそのような驚愕が、将来彼らのものと成るのである。

1148. 私エノクは彼らに望む。彼らが義務に忠実に留まり、これを成就させ、裏切りにおける、自ら選んだ恐ろしき相続の罰を免れるようにと。

1149 . 彼らの数は満ちて多かった。私は見たのだった。即ちアサセルとセムヤーサの軍団に属する人々は、総数144 207人であった。

1150. セムヤーサとアサセルとその軍団の数は200人であった。彼らは法則と掟に違反し、あらゆる害悪を地上と人の子等の間にもたらした。

1151. 又ヤーウェの最高指導者の系列から、7人が同じ不履行により彼らに加わった。

1152. 即ち彼らは皆互いに一団と成り、全てを含めて207人であった。

1153. 彼らは互いに姉妹兄弟であり、父、母であり、従兄弟、叔父、兄弟妻、姉妹の夫であり、全て血縁の繋がりがあった。

1154. 彼らは指導者であり、女であろうと男であろうと同じであった。即ち彼らは不義の始まった時代に首謀者であった。

1155. 彼らと共に大きな民の軍団がいた。彼らはその民の理事長であり、指導者であり、指揮者であった。民の数は全部で144000人であった。

1156. 彼らは皆公正な導きと教示により、地上の人の子等から堕落と法則違反によって、自ら生み出した独自の罪、全ての害悪、邪悪な悪意を取り払う義務のために、自分自身を選んだ。

1157. 即ち彼らは、独自の義務のために選ばれた人である。特に、引き起こされた悪事と害悪により生じた事を取り除く為に、彼らは自らに義務を課したのである。一方もし彼らがもう一度不実で拒絶をするのであれば、それは自ら最悪で永遠の刑罰を定めた事になるのである。

1158. しかし彼らの大いなる働きは、まずやがて訪れる遠い時代に始まるのである。それまでの間にすべてが準備されるのである。

1159. 遠い将来に義務を成就する為に一致団結しなければならない総数は、全部で14 4 2 0 7人である。

1160. 彼らは私か北の緑の谷の中で見て取ったように、一つの指導のもとに、義務を遂行しなければならないであろう。その谷は馬の蹄のようであり、楽園のように見えた。そこには日の頭を持った知恵者が住んでいる。

1161. 彼の回りには、新しい肉体を持った先祖の霊体が円を描いていた。彼らは昔罪人であり、その名は次のようであった。

 (指揮官以外は、省略します。ひろ)

1262.エロパン、ヤーウェの指揮官の一人。

1263.アストララ、ヤーウェの女指揮官の一人。

1264.バスアル、ヤーウェの指揮官の一人。

1265.ジクラドン、ヤーウェの指揮官の一人。

1266.ジクラディア、ヤーウェの指揮官の一人。

1267.ヌルファナ、ヤーウェの女指揮官の一人。

1368.ニコデモン、ヤーウェの指揮官の一人。

1369. これらのことを見た後、私は幻の中で将来地上の人の子等の上に始まる審判を見た。それは既に昔からしばしばやってきたものであった。

1370. 大いなる水が流れるでしょう。上空の雲の中に有るあらゆる水の貯水所、それに地上にある泉と、地下にある水源が開かれるであろう。

1371. あらゆる海洋は、上空の雲の中にある水と結託する。

1372. 上空の雲の中にある水は男性であり、地下にある水は女性である。

1373. これらすべての水は、合流して大いなる大河と成る。そしてそれは地上に住むたくさんの生命を滅ぼすであろう。

1374. 即ち自然と星の力により、水の崩壊が起り、地上の大部分が滅ぼされる。

1375. 人の子はそこから、自然と星の力が如何に暴威的な力を持ち、不義な人間のあらゆる意思により威力が有る事を知ることが出来る。

1376. 人の子等は、そこから彼らが地上で犯し、将来犯そうとする不義を知ることが出来る。彼らが心を入れ替え、禍から解放されんがために。

1377. その後間もなく私は日の頭を見た。そして彼の話を聞いた。その話は次のようであった。洪水は裁きではない。何故なら、それは単に自然の運行における出来事に過ぎないからだ。

1378. 従って人間は、ヤーウェの印、創造の印、又は知恵者や燃える見張り人の印のために蜂起することがあってはいけない。

1379. 創造は地上に住んでいる生命を罰して滅ぼすことは無い。それはヤーウェも、予言者も知恵者も、より高度な世界にいる燃える見張り人もしない。

1380. 破滅の怒りは決して二度と、創造の中に、知恵者の中に、霊体の中に生きず、高く煮えたぎる事も無い。

1381. 破滅の怒りは、ただ人の誤った感覚と志望によってのみ創られるのである。あたかもアサセルとセムヤーサの軍団により起きたように。

1382. 禍が人間と生命の上に、創造から向かうことは決してない。又創造の名においても、決してその様なことはしないであろう。

1383. 即ち全ての禍は、皆、人間の不義から生じるのである。またアサセルとセムヤーサの軍団に独自の力に拠って与えられているように、相続の結果受ける全ての刑罰もそうである。

1384. まことに彼らと義の間には、天が地上にあるかぎり忠誠の担保が存在する。

1385. 人々は、アサセルとセムヤーサの軍団に起きる出来事から学ぶことが出来る。即ち彼らは義務を成就させ、独自の怒りにより独自の裁きを受けないよう、やがて訪れる将来の為に、その義務から学ぶことが出来るのである。

1386. 地上の全ての人の子は、貧しきも富んだ者も、それを注意して聞くべきである。

1387. 即ち貴方がた人の子等、地上に住む人々、力ある王は皆注意して聞くがよい。              
         、。
1388. 貴方がたすべては、注意して聞くが良い。何故ならやがて訪れる将来に、次の事が差し追っているからである。貴方がたは多くの時機に、アサセルとセムヤーサの全団員に囲まれれた日の頭を見る。彼はその指導者であり、知恵ある教師であり、彼等の義務と任務の告知者である。そうして彼らは約束を破るのではなく、永遠に成就する人になるのだ。」

1389. 別の映像が生じた。私は人間が乗っている車の大群を見た。即ちその車は風に乗ってやって来、風によって運ばれた。

1390. 車の騒音が聴こえた。それは大きくて雷鳴のようであった。日が出て、沈み、午後に至るまで。

1391. 空中に野蛮な混乱が起きた。鳥のように風によって運ばれた車の間に戦争が起きたのだった。

1392. 大地は騒動と大きな戦争のトキの声のもとで振動し始めた。そして地の果てから天の果てまで絶叫と騒音が聴こえた。

1393.そして人の子の悪しき手により創られた死の太陽が地に燃えた。まことにそれにより、地球ではその位置が移動し、太陽の周りに新しい軌道を強いられた。

1394.「即ちエノクは、地上の人の子等に教えた。」とヤーウェは語った。「そして彼らが永遠に保持し続けるようにと。彼の話は全て書き留められた。

1395. ヤーウェは、語られたことがエノクの話と幻の全てではなく、それについては、別の真理の言葉の場所でもっと多く語られると、地上の人の子等に教えている。

1396. だから新時代の予言者の言葉がやってくるべきである。そして彼は知恵を啓示するのである。

1397. 新時代に知恵の知識において、地上の子等が教えられんがために。

1398. 予言者より学び、彼らの言語で彼らの悟性に従って学ばんがために。

1399. 彼らが永遠に遵守する為に創造の金言と御名において、知恵の教示が成らん事を。

1400. その為に地上の人の子等に教示を語る予言者に、言葉が与えられん事を。」


(以下、 第32章に続く)


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